株式会社 研美社

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紙の印刷とは違う特殊なカード印刷についての解説と各種オプション加工における注意点や制約についてご説明させていただくページです。 ご注文前に不明点などございましたら、まずこのページをご覧になってください。

オプション加工目次

1.印刷方法の種類(オフセット・シルク・ホットスタンプ「箔押し」)

クレジットカードタイプ、ラミネート無しタイプ、テレホンカードタイプの3タイプの印刷方法は 標準的にはUVオフセット印刷にて行います。

ホットスタンプタイプはインクによる印刷ではなく、フィルム(箔)を熱転写する方式になります。 クレジットカードタイプのみシルク印刷による対応があります。

オフセット印刷、シルク印刷とも特色指定が可能です。 特色の指定はDICカラー番号にてご指定願います。 ホットスタンプタイプは20色の箔からの選択となります。

2.クレジットカードタイプの2mmの白枠について

0.76mm厚JISUカード クレジットカードタイプでは右図の様に表面のラミネートをコア材に接着する貼り代として、2mmの余白が必要となります。

その理由はラミネート加工においてオフセット印刷に使用するUV硬化インキがラミネートとコア材の間でお互いをくっ付かせないという特性があるからです。

もし白枠が付いているカードのサンプルをお持ちであれば、切断して見てください。 周囲2mmの白枠以外の部分はラミネートとコア材がくっ付いていない事がわかります。 このようなラミネートとコア材がくっ付いていない箇所にはエンボス加工する事も出来ませんので注意が必要です。

ただし、周囲2mmの接着部分の印刷をアミの30%以下にしていただくならば、色を付ける事が可能です。 30%のアミのすき間、残りの70%の部分でコア材とラミネートを接着させる事が出来るからです。

オフセット印刷で周囲2mmをアミにする事無く全面印刷を行いたい場合は表面ラミネートとコア材の間に特殊な糊を付着させる加工を行います。 この場合は枚数ごとに決まったオプション加工料金が必要になります。

単色のベタでカードのスミまで全面印刷を行う場合はシルク印刷での対応となります。 シルク印刷の溶剤系インキはラミネート加工においてコア材に印刷されたインキが表面ラミネートとくっ付くという特性があります。 オフセット印刷でもベタの全面印刷は可能ですが、単色のベタの場合はシルク印刷の方が発色が良いので、通常はシルク印刷を選択します。 この場合はシルク印刷の刷色の数×¥15000の追加料金となります。


クレジットカードやバンクカードなど一般に流通しているラミネートカードのほとんどは上記の 仕様にて作成されています。 上記の仕様にて作成されているカードは明かりに透かした際に表裏のデザインが透けて見えない 事が特徴です。

3.全面オフセット印刷について

オフセット印刷で周囲2mmをアミにする事無く全面印刷を行いたい場合は表面ラミネートとコア材の間に特殊な糊を付着させる加工を行います。 この場合は枚数ごとに決まったオプション加工料金が必要になります。
カード全面にフチ無しで印刷する場合にオプション加工が必要なのは、ラミネート加工を行うクレジットカードタイプのみです。 ラミネート無しタイプ、テレホンカードタイプ、ホットスタンプタイプはラミネート加工を行いませんので、全面印刷についての制約はなく、追加の料金が必要になる事もありません。

クレジットカードタイプの全面オフセット印刷の場合、通常のオフセット印刷よりもややベタの発色が劣ります。よりまして、全面オフセット印刷で濃い色のベタを印刷する場合は要注意となります。 また、クレジットカードタイプの全面オフセット印刷はカードの片側だけしか行う事が出来ませんのでご注意願います。

4.シルクスクリーン印刷について

単色のベタで塗り潰しのデザインの場合は通常シルク印刷で印刷を致します。 またゴールド、シルバー、メタリック系の色をご希望される場合はシルク印刷でないと光沢感が表現できません。


シルク印刷はオフセット印刷よりもインキの盛量が多いという特長があります。
シルク印刷では光沢感を表現する為のラメのような材料をインキに混ぜて、その分厚いインキの奥行きを活かし、ラメが光に反射する事によりキラキラとした光沢を表現しています。


オフセット印刷ではインキの盛量が少ないので、ラメを混ぜたようなボリュームのあるインキを使用する事は出来ません。

シルク印刷とオフセット印刷のインキの盛量の違いは濃い色のベタの発色においてもその美しさに違いが出てまいります。


インキの盛量の多いシルク印刷の方が色の深みが出て、例えば黒ですとオフセット印刷に比べてより黒い深みのある発色が可能となります。 ただし、シルク印刷にも制約がございます。 まずシルク印刷ではグラデーション(アミ)を表現する事は出来ません。 もちろん色の掛け合わせでカラーを表現するという事も出来ません。

 

100%のベタしか印刷出来ないと言う事になります。 また、微細なデザインの表現は苦手です。分厚くインキをベタッと塗りますので、細かい部分は潰れてしまう可能性がございます。

あとオフセット印刷にくらべてケントウが甘い(版ズレが起こりうる)という短所もあります。

ケントウについては実用レベルで問題ない事がほとんどですが、2色の細かいデザインが重なっている場合などは再現が難しい場合がありますのでご注意願います。


シルク印刷のベタの上にオフセット印刷を載せてデザインを表現するカードがございますが注意が必要です。

シルク印刷の上にインキの盛量の少ないオフセット印刷をそのまま印刷しますとインキが透けてしまうからです。

インキが透けては困る場合はシルク印刷の上のオフセット印刷をする背景にまず白の印刷を行う必要がありますので、印刷料金が想定よりもお高くなってしまう事があります。


先ほどのシルク印刷の上にオフセット印刷を載せてインキが透ける事を逆に利用するデザインのテクニックもございます。例えば、ゴールドのベタの上にスミや茶色のアミを印刷しますと、地紋が入っているように見せたり、グラデーションが掛かっているように見せたりする事が出来ます。

左図はシルバーのシルクベタの上に
スミアミを載せて表現したデザインの一例

5.ホットスタンプ印刷について

ホットスタンプタイプはあらかじめカードの形に仕上げられたベースの素材に着色フィルムを溶着して印刷します。 他のタイプの印刷の場合はカードの形の素材に印刷するのではありません。

大きいシートの材料に十数枚から三十枚ほどをまとめていっぺんに印刷いたします。 カードの形になるのは、印刷後の工程でプレスで打抜かれて成形されます。 他のタイプの印刷ではたった1枚のシートを印刷しただけでも最終的には十数枚から三十枚ほどのカードが仕上りますが、ホットスタンプタイプはあらかじめカードの形に成形されている素材に一枚一枚ホットスタンプ加工をして参りますので、小ロット対応に適していると言えます。

またあらかじめ、まとめて打抜き加工をしておりますので、その打ち抜きの仕上げ工賃の分だけ他のタイプよりコスト的に有利となります。 カードの素材の種類はヘアラインゴールド、ヘアラインシルバー、つや消し黒、ラミネート白の4種類ご用意いたしております。印刷色は20色のバリエーションからの選択となります。

小ロットで低価格のホットスタンプタイプですが、デザインにおいては下記の制約がございますのでご注意下さい。印刷出来る色は20色のバリエーションに限られます。

ホットスタンプタイプは着色フィルムを使用しますので、印刷できる色は限定されます。 もちろん色の掛け合わせやグラデーションも対応不可となります。 ホットスタンプタイプはベタや色を付ける面積が大きいデザインは苦手です。
面積が大きいとフィルムと素材の間に空気が入ってしまう可能性が高くなるからです。

空気が入るとフィルムが浮いて破れて不良品となります。 微細なデザインの再現には限界があります。着色フィルムを熱で溶かし付けますので、細い線や細かいデザイン、小さな文字はつぶれてしまう可能性があります。

ホットスタンプ印刷でも2色以上の印刷は可能ですが、2色間の見当はシビアに出来ませんのでご注意願います。 デザイン上2色間は最低0.5mm以上間隔を開けていただく事をお勧めします。

また、色の上に別の色を載せて2色印刷する事も出来ません。 ホットスタンプタイプは低価格ですが、案外と高級感を演出する事が出来ます。 お勧めのは下記の素材と色の組み合わせです。

  • ゴールドヘアラインカード+光沢金
  • シルバーヘアラインカード+光沢銀
  • つや消し黒板ベース+黒
  • 白ラミネート+光沢青又は緑

ゴールド、シルバー、つや消し黒の3種の素材を利用した3グレードのセットも定番です。

6.サインパネル加工について

クレジットカードタイプとホットスタンプタイプのサインパネルはホットスタンプ印刷の要領と同じ方式です。 それに対してラミネート無しタイプとテレホンカードタイプのホットスタンプはオフセット印刷の要領にて加工されます。


加工料金はラミネート無しタイプとテレホンカードタイプのオフセット印刷方式のサインパネルの方が割高ですが、この2タイプの場合はサインパネル加工無しでもボールペンでの書き込みがほぼ可能です。ただし、ボールペンの種類によっては書込みし難い場合もございます。

ラミネート無しタイプとテレホンカードタイプにおいて、サインパネル加工の有無のご判断はお客様の自己責任にてお願いいたします。 クレジットカードタイプとホットスタンプタイプはサインパネル加工しなければ文字の書込みは出来ません。

サインパネルは同一面では何箇所に加工があっても料金は変わりません。

ただし、ホットスタンプの印刷同様面積が広い加工は空気が入る可能性が高くなり出来ません。 サインパネルの上に文字等を印刷する事は出来ません。 また、印刷の上から通常のサインパネル加工を行うと印刷した文字などは隠れて見えなくなります。

パネルの中に文字等を表現したい場合は透明サインパネルという対応案があります。 サインパネルにスタンプを押印される使用法の場合はスタンプが滲まないか事前に良く確かめてください。 サインパネルをしてもインクが滲みやすいスタンプの場合はスタンプが消えてしまう事があります。

7.ナンバリング加工について

ナンバリングは加工の方法が3通りあります。
「エンボス」「デボス」「印字」の3パターンです。

●「エンボス加工」 ---

一般的にクレジットカードやバンクカードなどに加工されている、刻印により盛り上げる加工です。加工はクレジットカードタイプとホットスタンプタイプにしか出来ません。連番以外にお名前や有効期限など、アルファベットやカタカナの刻印も可能です。文字のサイズは2種類です。

●「デボス加工」  ---

凹凸の出ないタイプの刻印加工です。 加工はクレジットカードタイプとラミネート無しタイプとホットスタンプタイプで可能です。テレホンカードタイプに加工できません。 連番以外の刻印は出来ません。文字のサイズは5種類です。

●「印字加工」   ---

 

カードプリンターによる黒文字の印字加工です。ホットスタンプタイプのヘアラインカードとつや消し黒カードには加工できません。お名前など漢字の印字またバーコード印字も可能です。 数字のサイズは4種類。漢字のサイズは2種類です。

8.エンボス加工について

刻印による盛り上げる加工です。クレジットカードタイプとホットスタンプタイプに加工できます。

連番以外にお名前や有効期限など、アルファベットやカタカナの刻印も可能です。

クレジットカードに刻印されているカード番号や氏名、有効期限はこのエンボス加工にて刻印されています。

大体の場合は盛り上がった文字の上にティッパーと言う箔の着色加工をして仕上ます。

箔の色は金、銀、黒、紺の4色です。

文字の大きさは2種類で刻印できる位置は仕様により固定で決まっております。

エンボスゲージ1

エンボスゲージ2

エンボスガイドデータ ダウンロード---emboss.zip (aiファイル 60k)

エンボス加工の箇所の裏側は窪みますので、ちょうど裏側にサインパネルをレイアウトしないようにデザインしてください。

また、文字も読みにくくなる可能性がございますのでご注意願います。
カード本体の印刷がオフセット印刷で全面印刷のオプション加工を行っていない場合は、インキの付いている箇所はラミネートとコア材が接着していませんので、その箇所にエンボス加工をする事は出来ません。


ラミネートとコア材が接着していない箇所にエンボス加工をするとラミネートが剥がれて破れてしまうからです。オフセット印刷で全面印刷を行っていない場合はインキの乗っていない白地の箇所にしか、エンボス加工は出来ません。

インキの乗っている箇所でもアミの30%以下ならば可能が可能です。

(※「2.クレジットカードタイプの2mmの白枠について」 を参照)

全面印刷のオプション加工を行っている場合やシルクスクリーンで印刷している場合はインキの乗っている箇所にエンボス加工が可能です。

9.デボス加工について

凹凸の出ないタイプの刻印加工です。 加工はクレジットカードタイプとラミネート無しタイプと ホットスタンプタイプで可能です。 テレホンカードタイプには加工できません。 連番以外の刻印は出来ません。 文字のサイズは5種類です。 箔の色は金、銀、黒、紺の4色です。

  • Aタイプ  最大桁数8桁 数字0〜9 英文字A〜Z −(ハイフン) .(ドット)
  • Bタイプ  最大桁数8桁 数字0〜9 英文字A〜Z −(ハイフン) .(ドット)
  • Cタイプ  最大桁数8桁 数字0〜9 英文字A〜P −(ハイフン) .(ドット)
  • Dタイプ  最大桁数6桁 数字0〜9 英文字A〜J
  • 2.5タイプ  最大桁数8桁 数字0〜9 英文字A〜Z −(ハイフン)

10.印字加工について

カードプリンターによる黒文字の印字加工です。 ホットスタンプタイプのヘアラインカードとつや消し黒カードには加工できません。 お名前など漢字の印字またバーコード印字も可能です。 

 

数字、アルファベット---4サイズ
※4サイズそれぞれに倍角が可能

日本語(漢字)---標準・倍角 2サイズ
※それぞれ明朝体とゴシック体の2書体可能と追加

11.名入れなど非連番加工について

名入れ加工においては、後日新入会やカード紛失等で1枚単位での発行が必要になります。

この場合に1枚単位でのご注文について対応いたします。

但し、料金は30枚までは一律料金となります。

(※1枚でも30枚でも同じ料金)

  • エンボス加工---数字、アルファベット、カタカナの刻印が可能です。
  • 通常印字---JIS第一水準・第ニ水準の漢字まで印字可能です。(外字は原則不可)

12.名入れ加工における1枚単位のご注文対応について

名入れ加工の場合は、1枚単位のご注文について対応いたします。

但し、料金は30枚までは一律料金となります。

(※1枚でも30枚でも同じ料金)

名入れ加工の案件においては初回のカード作成時に後の追加発注を想定した数量をご発注願います。

この際にご注意いただきたいのは追加発注用のカードの在庫はお客様にてお願いを致します。 追加の発注が発生した際に在庫カードを当方へ郵送いただく形になります。


また、追加加工の際には必ず加工ロスが発生を致しますので、この点ご了承願います。 追加加工時の加工実数と支給枚数は下の表が目安になります。

加工実数 支給枚数 加工実数 支給枚数 加工実数 支給枚数
1 3 15 21 150 180
2 5 20 28 200 240
3 6 25 34 250 300
4 8 30 40 350 360
5 9 35 46 400 420
6 10 40 52 450 480
7 12 45 58 500 540
8 13 50 63 550 600
9 14 75 93 750 900
10 15 100 122 1000 1200

※もちろん未使用のカードは納品と一緒に ご返却いたします。

13.バーコード印字について

JANコード、CODE39、NW7など各種対応可能です。

印刷データを作成時にはバーコードの印字スペースの確保についてはご注意下さい。 事前にご相談いただきましたら、必要な寸法をご提示させていただきます。


また、ご注文確定後には印刷作業と平行して、無地のカードにテスト印字したカードをご提供いたしますので、読取テストをしていただく事が出来ます。

14.磁気ストライプについて

JIS2型磁気テープ付きカードへの印刷も対応可能です。

磁気隠蔽仕様もございます。

また、磁気エンコード入力も承ります。

エンコード入力は基本的にエンコード内容の表示の意味でのエンボス又は印字加工とセットになります。

ご注文確定後には印刷作業と平行して、エンコード入力したテストカードをご提供いたしますので、読取テストをしていただく事が出来ます。