バーコード

バーコードの種類

バーコードの種類

バーコードの種類についてご説明します。
実はバーコードの種類は世界で100種以上といわれており、その中でも多く取り入れられているバーコードをご紹介したいと思います。

JANコード(EANコード)

JANコードは、世界共通の商品識別番号です。
流通コードとして JISにより規格化されており、ほぼすべての生活用品などに使用されています。
国際的にはEANコードと呼称され、国際的な共通商品コードです。
またアメリカ、カナダにおけるUPCと互換性のある国際的な共通商品コードになっております。
JANコードには13桁の標準バージョンと8桁の短縮バージョンがあり、
標準タイプ(13桁)は、GTIN-13、短縮タイプ(8桁)はGTIN-8と呼ばれることもあります。
短縮タイプ8桁はシンボルを印刷するスペースが小さい時などに使用します。
いずれも事業者コード(9桁または7桁)、②商品アイテムコード(3桁または5桁)、③チェックデジット(1桁)で構成されています。

CODE39

CODE39は1975年にインターメック社で開発されたバーコードで、
5本の黒バー、4本の白バーの合計 9本のうち3本が太バーであることからこの名がついています。
数字、アルファベット、記号の合計43個のキャラクタをコード化したものあり、
アルファベットを扱えることから工業用途にはなくてはならないものになっています。
また9本のバー、スペースを用いるため、誤読率が非常に少なく
他のバーコードに比べて信頼性が高いのもCODE39の特徴です。

NW-7

NW-7は4本のバーと3本のスペースで1キャラクタを構成しているバーコードです。
狭い(Narrow)と広い(Wide)で出来た7本のバーからできている為にNW-7という名がつけられました。
会員カード、血液の管理用、宅配便、図書館での管理など、
数字などの連番を印刷する際に多く利用されています。
またITFに比べ桁落ちが少なく、CODE39に比べるとサイズが小さくなります。
バーコードの始まりと終わりにはアルファベット(A-D)のいずれかが使用され、
A,B,C,Dの4つのキャラクタの組み合わせ、合計16種から選んで使用することができます。

ITFコード

ITFコードコードは、主に物流商品コード用のバーコードとして利用されているコードで、
ダンボールなどの外装箱に使用されています。
バーとスペース5本の組み合わせで2つの数字を表現しており、
バー、スペースどちらにも情報を持たせているため非常に密度の高い構成になっています。
特徴として、同じ桁数なら他のコードに比べバーコードの大きさを小さくできるため、
狭いスペースにバーコードを付けたい場合に非常に有効といえます。
また同じサイズなら、他のコードによりも情報をより多く入れることができます。
つまり、桁数を多くできるということになります。

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