プラスチックカード印刷

カード印刷の色数って?<色の数え方>

この度もホームページにお越し下さりありがとうございます。
 
お電話でお問い合わせ頂いた際に、
「料金表に書いてある、”4c/1c”ってどういう意味ですか?」
と聞かれることがあります。
口頭で説明させて頂くことが多いのですが、
やっぱり画面で見ながらのほうがわかりやすいかなと思い・・・。
というわけで、今回は<カード印刷での色の数え方>をご説明します!

カード印刷-料金表

●カードの色数「4c/1c」ってどういう意味?? 

まず、「C」は「Color」=「色」です。
なので、1cは1色、4cは4色ですね。
また、料金表などに書いてある「4色/1色」ですが、
これは「(表の色数)/(裏面の色数)」として見ます。
なので「4c/1c」は「表4色/裏1c」という意味です。

ちなみに、「4c」はフルカラーのことですが
「なんでフルカラーが”4色”なの??」と不思議に思う方もおられるのではないでしょうか?
私も、カード印刷について何も知らなかったときは不思議に思っていた記憶があります。

 

●カードの色数なぜ4色なのか? 

まず、「CMYK」という言葉はご存知でしょうか?
グラフィック関係や印刷業界に携わる方ならおなじみの言葉ですね。
または、プリンター機のトナーなどで目にすることがあるのではないでしょうか。
 
カード印刷-オフセット印刷の仕組み
「CMYK」は色の表現法の1種です。
「プロセスカラー」とも言いますが、カード印刷では一般的に
シアン(Cyan)
マゼンタ(Magenta)
イエロー(Yellow)
ブラック(Key Plate)
この4色が重なり合って、幅広い色を表現します。

 

●このカードデザインの色数は? 

カード印刷-診察券1
 
たとえば、この診察券。色数はいくつに見えますか??
「みどり1色でしょ?」と思われるでしょうか?

それではデータを見てみましょう。
↓ 
カード印刷-プロセスの色数
 
画像を見ると「C 60%」「Y 100%」でカラー構成されているのがわかります。
カード印刷では、CMYKのいくつを使ってカラーが構成されているかで色数が決まります。
なので、この場合は、《2色》が正解です。
 
では、このデザインなら何色でしょうか?

カード印刷-診察券2
 
「青と水色の2色」にみえるでしょうか?
実はこれはシアンだけで構成されています。
 
オフセット印刷では網点で濃淡を表現しますので
色の濃さが違っても、その色だけで構成されていれば「1c」と数えます。
なので、これは《1色》が正解です。
 
カード印刷-1色の濃淡
 

ちなみに。。。 
時々「青と白の2色」と言われることがありますが、
基本的に白はカードの素地の色(印刷しない部分)ですので、色数としては数えません。
 

さて。
今回はCMYK(プロセスカラー)のみでご説明させていただきました。
カード印刷ではCMYK以外に、「特色」で印刷する場合もあります。
CMYKでは4cになるデザインでも、特色を使えば1cに!なんてこともあるのですが、
長くなりますので特色についてはまた後日・・今回はここで終わりたいと思います。
 
いかがでしたでしょうか?
カード印刷について、少しでも参考になりましたら幸いです。

 

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