プラスチックカード印刷

バーコードのNW-7って何?

いつも研美社をご利用いただきありがとうございます。

今回はバーコードについて掲載させていただきます。

バーコードといえば、
レジ会計の際の商品情報や価格などの商品管理や、
会員カードの顧客情報管理など幅広く使用されているのはご存じかと思います。

実はこのバーコード、
世界で100種類以上も存在するんです(JAN、CODE39、NW-7等々)。
一般的にバーコードというと1次元コードを意味していますが、
ISO/IEC規格では、二次元コード(QRコード)も含めてバーコードと呼ばれています。

>>QRコードについてはコチラ

今回はその中でもNW-7について詳しくご説明させていただこうと思います。

NW-7とは

NW-7は1972年にモナークマーキング社によって開発された比較的初期のバーコードです。
1994年に日本で規格化されました。
日本では主にNW-7と呼ばれていますが、アメリカではCODABARと呼ばれることもあります。
NW-7の表し方として、Narrow(狭い)とWide(広い)幅の、4本のバーと3本のスペース(計7本)を用いて1つのキャラクタ(文字)を表しており、
その特徴がNW-7という名前の由来になっています。

NW-7はITFに比べ、桁落ちが少なく、CODE39に比べ、サイズが小さくなります。
比較的単純な構成と高い印刷精度が要求されないところから、非常に古くから使用されています。
特に、血液銀行、宅配便の集配管理(送り状)、図書館の貸し出し管理、各種会員カードなどで利用されています。

スタート・ストップキャラクタ

スタート・ストップキャラクタはバーコードシンボルの先頭及び末尾を識別するために使用されます。
A,B,C,Dの4つのスタート・ストップキャラクタのいずれかであれば、
どれでもスタートキャラクタまたはストップキャラクタとして使用できる。
同じキャラクタをスタートキャラクタとストップキャラクタに使用されることが多いです。

チェックデジット

チェックデジットは、読み誤りがないかをチェックするために、算出された数値です。
NE-7はチェックデジットは特に必要ありませんが、使用する場合には最終キャラクタの直後(ストップキャラクタの前)
に入れます。一般的にモジュラス16を使用することが多いです。
他にもモジュラス10 ウェイト3・1、モジュラス11、モジュラス10 ウェイト2・1分割、モジュラス10 ウェイト2・1一括があります。

初めてのバーコード作成

バーコードは身近にたくさんありますが、自分で作るとなると少し専門的な知識が必要なものです。

これから作成予定のバーコードの仕様などでお悩みの方は、お電話やお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。事例をまじえながら担当者がご説明させていただきます。

 

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この記事を書いた人

武井 恭平営業部

2023年3月研美社へ入社。以前はBtoCを中心とした営業代行を8年程経験。
途中独立も経験しゼロから事業の立ち上げも行う。
現在は第一線で、お客様対応の専門家として様々なプラスチックカード・ICカードを活用した課題解決の提案を行っている。
好きな言葉は「日進月歩」。

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